その衣替えって本当に必要?衣替えのメリットとデメリット

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ここ最近は気温も上がってきて、いよいよ本格的な春の訪れですね。

さて、季節の変わりにすることといえば『衣替え』

片付けのプロの多くが『衣替え』をすることをオススメしています。
一方で、衣替えをしないことを薦めているのもよく耳にしますね。

どうして両方の意見があるのでしょうか。

そもそも衣替えって必要なの?
何のためにするの?
どんな人がするべきなの?
結局どっちがいいの?

ということをメリット・デメリットを挙げながら考えていきたいと思います。

目次

衣替えをするメリット


整理をする良い機会である

片づけのプロが衣替えをオススメする一番の理由がこちらです。

手持ちの服を見直すチャンスです。

傷みが激しいものや着なかったもの、来年また着そうもないものなどをまとめて処分することで来年必要なものだけを効率的に保管できますよ。

また、必要ないものは衣替えのタイミングに処分すると決めてしまえば、
日頃からクローゼットの中の服が必要か不必要かと、神経質になりすぎなくて良くなります。

ケアをすることで、綺麗な状態を保つことができる

衣類を汚れが付いたまま長期間保管することは、シミなどの傷みの原因になります。
出しっぱなしだとついついそのまま放置してしまいがちな衣類も
衣替えのタイミングで、洗濯やクリーニングなどの必要なケアを行うことで
綺麗な状態を保つことができます。

部屋の中に出ている衣類は、紫外線が当たらない場所に保管することで、紫外線による傷みを防ぐことができます。

掃除が行き届く

例えば押入れの前後でオンシーズンとオフシーズンのものを入れ替えているような場合、
普段はなかなか奥まで掃除ができなくても
衣替えのタイミングで収納用品ごと全部出して掃除をすることができます。

必要なものが取り出しやすくなる

衣替えをすることにより、その時期に一番使用頻度が高いものを
取り出しやすい位置に配置することができるため、
取り出しやすく、戻しやすい快適な収納が実現します。

衣替えをするデメリット


手間がかかる

年に数回のこととはいえ、まとまった時間が必要になるため、忙しい人にとっては負担になることも。

傷みの原因になることもある

現代の住宅は機密性が高く湿気がこもりやすかったり、
冬場でも暖房や加湿器などで温度・湿度が高めになる傾向があります。

除湿や換気などを意識的に行わないと、
風通しの悪い収納の奥にしまい込むことで、カビが発生する原因に。

また、正しい方法で保管を行わないことでシワがついたり虫食いにあう可能性もあります。

急な気温の変化に対応できない

季節の変わり目は急激な気温の変化が起こりやすいため

もう暖かくなったから・・・

と厚手のコートを仕舞ってから
とても寒い日が訪れる可能性もあります。

計画的に行わなければ、急激な温度変化に対応できないことがあるかもしれません。

このように、衣替えにはメリットもデメリットもあります。

特に『傷み』という部分に関しては、ケアの方法や保管方法が正しいかどうかで、
衣替えをすることがメリットにもデメリットにもなり得ます。

どちらの方が良い!
とは、一概には言い切ることができません。

ですがそれぞれの家庭の状況や性格によって、どちらの方が適しているのかを考えてみることはできます。

上記を踏まえて、衣替えをした方がいい場合、しないほうがいいかもしれない場合を見てみましょう。

衣替えをした方がいい場合

スペースに対しての服や小物の量が多い

持ち物に対して、収納するスペースが狭い場合は、必然的に衣替えが必要に。
我が家は44.㎡の面積に収納が押入れ1畳半分で洋服の量が多めなので、衣替えをしなければ収納しきれません。

コーディネートを考えるのが苦手である

沢山モノがあると、その分コーディネートの幅が広がりコーディネートを考えるのが楽そうだと思いがちですが
実際はその逆で、選択肢が少ない方がコーディネートを組むのは格段に楽になります。

ファッションにあまり興味がない場合や、
好きだけどコーディネートを組むのが苦手で毎朝時間が掛かってしまうような人は、
目に入るもの、手に取れるものをその季節に着るものだけにしておいたほうが、余分な情報が入ってこなくてコーディネートが組みやすくなります。

また、このタイプは手持ちのアイテム数をなるべく絞った方が良いため、衣替えのタイミングできっちり見直しをして、不必要なものを処分して適量を保ちましょう。

衣替えをしなくても良い場合

Unsplash / Pixabay

スペースが広い

家が広い、収納が多いなどで、服の収納に十分なスペースが確保できる場合は、無理に衣替えをする必要はありません。

だからといって、無秩序に収納していては使いづらくなってしまうので、

例えばウォークインクローゼットだったら、
入ってすぐのところにオンシーズン、奥にオフシーズンのものを配置し、
季節が変わったら前後を入れ替えるような収納の工夫をした方が使いやすくなりますよ。

忙しくてまとまった時間がとれない

共働きで育児もしていたり、
仕事が忙しくてなかなかまとまった時間がとれない、とれてももっと別のことをしたい!といった場合には、
衣替えをしなくても良い収納作りを心がけると、やらなければいけないことが一つ減って、格段に楽に。

ケアもまとめてではなく、時間があるときに少しずつすれば良いので、心の負担が減ります。

ただし、スペースに合わせて服を減らしたり、日頃から不必要なものを手放すように心がけるなどの努力が必要になります。

洋服が少ない・ファッションの優先順位が低い

男性に多いのですが、元々持っている洋服の総量が少ない場合や
生活において他の物事を優先させる為に意識的に数を少なく絞ることができる場合、
ファッションへの興味関心が薄い場合などもわざわざ衣替えをする必要はありません。

負担になることはなるべく減らしましょう。

まとめ

衣替えをするか、しなくて良い収納方法にするか
どちらの方が適しているかは
家や収納場所のスペースなどの環境やライフスタイルによります。

無理をせず、自分の生活に合った方法を見つけたいですね。

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