古民家リノベの内覧会で感じた、住宅サイトには書いていないリノベーションのメリット

兼六園 紅葉

こんにちは、 mioです。

先日、打ち合わせ中の建築士さんが手がけた古民家リノベーションの内覧会へ行ってきました。

目次

古民家リノベーションのオープンハウスを訪問

築55年超の平屋を部分的にリノベーションした古民家を訪れました。

まず感想を一言で表すと

mio

たまらん。

お金を出して泊まりたいクオリティーでした。
しかも長期滞在希望。

それぐらいよかった。
観せていただいている間と、帰り道、そして帰った後、この1日で私たち夫婦が何度

夫と私

いいなぁーー

と言ったことか。

とても影響を受けた夫は、家に帰ってからもずっと、古民家の物件情報を探していました笑

リノベーションにおける物件選びの大切さ

兼六園 紅葉
この写真は昨年の金沢旅行で訪れた兼六園で古民家ではありませんが、その古民家には一年中紅葉しているという赤い紅葉が植えられていました。

まずですね。
物件選びが秀逸。

素晴らしい景観でした。 何十年と手入れしながら育てたあの庭は、すぐに再現しようと思ってもできるものではない。
しかもそんなことしたら費用がバカにならない・・・。

リノベーションにおける物件選びの大切さを思い知った日でした。

昔ならではの、キッチン・リビングなどが細かく部屋分けされた間取りから、壁や天井を抜いて開放感のあるLDKに変化していました。

LDKと他一部を除いては既存のままでした。

広い家屋と庭には元々の家主の管理が行き届いていたようです。

それを生かすべく多くの場所を既存のまま残してあるのですが、
丸々手をつけずに残した部屋もあれば、部分的に手を加えている場所もあり、
どこを残してどこに手を加えるか、という線引きもまた秀逸。

手を加えすぎていないから、今後のライフスタイルの変化や建物の老朽化に合わせて
変えていく楽しみもありそうです。

手を加えた部分も、金具や素材など和の要素を残し調和しながらも、
色合いやアイテムのチョイスで和テイストに落ち着かないところもとても好みでした。

施主さんの家具や収納用品のチョイスもこれまた好みでしたー。

mio

素敵・・・じゅるり。

住宅サイトには書いていないリノベーションのメリット

自分たちの住まいを手に入れたいと考えた時に、 中古マンションや中古戸建をリノベーションするか、
新築するか新築の物件を購入するかと悩んで、リノベーションのメリットやデメリットについて調べることもあると思います。

そうすると、大抵のサイトには

・費用面(コストを抑えられる、など)
・耐久性(耐震性の問題など)
・自由度(自分たちの好みにできる、など)

といったことが書かれています。

どれも大切なことなので、判断基準にするべきではあるのですが、 私が今回リノベーション物件を見学して強く感じたことがありました。

『リノベーションでしか出せない味がある』

ということ。

年月が経った素材の味、ヴィンテージ感、人が歩き・触れ・風に晒されてできた優しい丸み・ツヤといったものは、
新築で再現できるものではありません。

古材を使用したり、ヴィンテージ風の加工を施すことで、そういった『テイスト』を出すことはできますが、
またそれとも異なるのです。

そして、そこに新しい素材や異なるテイストを合わせることで、
雰囲気のある空間にすることができます。

それに全く同じ状態、環境で残っている物件は二つとありませんから、
再現性のない、唯一無二の住まいになります。

私は、これがリノベーションの一番のメリットだと感じました。

物件を見つけたら、まずプロに相談

素材を残し、それを活かすことができるような物件との出会いがあったら、
今回のような古民家リノベをはじめとする、リノベーションという選択肢はかなり『アリ』だなぁと思います。

そして、その物件でリノベーションをして理想の住まいになるかどうかを
できれば購入前に依頼予定の建築事務所などに相談をしておくと良いと思います。

今回の施主さんも土地探しの段階から相談をされていたようで、
その物件を見つけた際にも建築士さんと現場を訪れ、購入するかどうかの相談からしていたようです。

まとめ

古民家のような昔の建築には、シックハウス症候群の原因となるような化学物質も使われていないし、
天然の良い素材は耐久性があるし、費用を節約しながらも体にも環境にも良い住まいに住むことができるのもいいところだなぁと思います。

私たち夫婦は元々古着や家具などヴィンテージのものも好きなので
古民家や倉庫などのリノベーション物件にはとても惹かれるところがあります。

昨日は、夕方の地元の番組で『信用金庫』だった建物のリノベーション物件が取り上げられていたりして、色々な選択肢があるのだなぁと思いました。

私たちは、本当に本当に本当にありがたいことに、新築することができる土地があるので新築するという選択肢を選んだのですが、
もしも人生でもう一度家を建てることができる機会があるとすれば、リノベーションも楽しんでみたいと思います。



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