片付けにも節約にもメリットがたくさん『使い切る』のススメ

食品、消耗品、その他色々なもの、使い切ってますか?

私は、昨日使っていたスキンケア用品をひとつ使い切って、今朝新しいものを開封しました。
ヘアトリートメントも使い切ったので、今夜から新しいものを使います。

使い切って処分する瞬間って、清々しい。
1日で2つのアイテムが新品になってなんだかご機嫌。

そんな、『使い切る』ことの効果は実は気分がいいということだけではないんです。

以前は使い切れずにたくさんのものを中途半端なまま処分していた私が、
そんな『使い切る』ことの嬉しい効果をお伝えします。

 

 

目次

使い切れていなかった頃

『使いたい時に無い』が不安だった

使い切るということを意識せずに過ごしていた頃は、
雑誌を読んでいて欲しくなったものや外出先で気になったものを物欲のまま購入し、
使用中のものがまだ沢山残っているのに新しいものを開けて使っていました。

しかも片付けができていない頃は家にストックがいくつあるかも把握できておらず、
あるだろうと思っていたストックが無くて焦ったり、
使いたいものが使いたいときに見つからないこともよくありました。

そんな不便な思いを何度かしているうちに
ストックが無くなるかもしれないという不安感を持つようになり、
無くなりがちな消耗品を見かけると少し多めに買うようになりました。

あることが分かっているけれど見つからずに不便な思いをしたことがあるものは、
『とりあえずもう一つ買っておこう』と買い足していました。

 

モノはたくさんあるのに必要なモノはない

その結果、洗面所は開封済みのスキンケア用品で溢れ、
収納の中には歯ブラシのストックがいっぱい、
柔軟剤は違う香りのものを何本も並べ、
口コミで良いと見て買い足していったヘアブラシは5種類以上ありました。

リップクリームは散乱しているバッグの底やポケットにも潜みいくつ所有しているかもわからず、
ボールペンやペンも一生かかっても使い切れないくらいの量がありました。

そんな風にモノが沢山あるのに、やっぱり
使いたい時に使いたいモノは無く、
あるはずだと思っていたストックは切れていました。

 

管理できないからモノが増え、モノが増えるからより管理できなくなる悪循環

スキンケアは新しいものを買ったらすぐ使いたくて開封するから、
いつ開けたのか、まだ使えるのか分からないようなものも多数、
結局使うものは偏るのでその多くは劣化して、まだ中身が残ったままゴミ箱行き。

柔軟剤は新しく購入したモノや気に入った香りのモノばかりしか使わないので、
先に開封したモノの上には埃が積もる。

無駄に種類を持っていたヘアブラシも結局一種類しか使わなかったりして、
多くの使わないブラシが収納の中を陣取っていました。

たくさんある中から使うのは結局いつも限られたものだけ。
モノが多いから無理やり収納していて、使いたいものが取りづらい。
使っていないモノも、使い切れてないモノも捨てるのがもったいない!

そんな状態でした。

 

 

使い切るメリット


そんな私が『使い切る』ようになって知ったメリット。
こんなにたくさんあるんです。

 

気分がいい

使い切った瞬間、
空になった容器を処分するとき、
そのあと新品を開封するとき、
使い切るって気持ちがいい!

 

使い切るペースを知ることができる

複数同時に使っていた時にはわからなかった、
それを使い切るまでの期間を知ることができます。
感覚的に分かるようになってくると、
どれくらい残っている時点で次に使うものを買って置けば良いかが分かるので、
過剰在庫を防げます。

 

お気に入りに囲まれる

使いきってから次を開封するようにしていると使えるモノが限られるので、使うものを厳選するようになります。

更に一つのものを続けて使うことで、いくつも平行して使っている時よりも
その使い心地や効果がより分かるようになるので、
自分にあったもの、自分が好きなものを選ぶ審美眼が磨かれるように。

結果的に、自分が良いと思える、お気に入りのものだけに囲まれるようになってきます。

 

在庫管理ができるようになる

使いきれる量しか持たなくなることでモノの総量が減るので、
自分が持っているモノやストックの量を把握できるようになります。

また、一つのものを使い切ることに慣れて使い切るベースが分かるようになってくると、
一度に開封しても使い切れる量も分かるので、余らせることなく、複数のものを同時に使うことを楽しむという選択肢も増えます。

頂き物や予定外の買い物でストックが増えた時も、
使用期限以内に使い切れないものや余分にあっても使わないものが分かるので
早めに人に譲ったりして手放すことができるように。

自分でストック分をきちんと把握して、在庫を自分の意思でコントロールできるようになると
無駄にしてしまうことが減り、モノを持つことに対する罪悪感やストックが無くなる不安感も無くなります。

 

節約になる

あることに気がつかずに2度買いしてしまったり、
余分な買い物をしたりということが減るので無駄使いが少なくなります。

使い切れないかもしれないな、と思えばブレーキがかかり、
物欲だけの買い物ではなく必要なものを買うようになることで家計の節約につながります。

無駄なモノに使っていたお金を、必要なものを買う為に使えれば、
前までは躊躇していたようなちょっといいものを買えるようになるかもしれません。

 

片付けやすくなる

使用中のモノが減り、ストックも過多にならないので
結果的にモノの総量が減り、家がスッキリします。

片付けられずに悩んでいてモノを使い切れていない、と感じる人は
まず『使い切る』ことを意識すると片付けがしやすい状況ができますよ。

 

人間関係が良好になる

自分の家では過剰在庫でも、
他の家庭では必要なものであることがあります。

食べ切れない食材や在庫過多になってしまった消耗品を、
なるべく新しい段階で判断して身近な人達と分け合えば、
それをきっかけに会話が生まれたり、顔をあわせることができたり、
お互いに助け合えたりして人間関係もより良好になります。

それに、家がスッキリしたり、家族間でストックの場所や量を共有できたりすることでストレスが減り、
家族関係にも良い効果が期待できるでしょう。

 

『使い切る』暮らしを始めてみよう

そんなメリットだらけの『使い切る』暮らしを実践してみませんか?

最初は今あるものを使い切ることから始めて、
なるべくストックを持たないことをオススメします。

『使い切る』と言っても、食品や日用品を防災用品としてストックしている分まで使い切らないようにご注意ください。

『使い切る』感覚が身について、在庫管理ができるようになってくるまでは、
普段使用する分とは別に防災用品として、明確に在庫を分けて置く方が分かりやすいと思います。

まずは毎日使用する日用品から始めてみましょう。

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